はりひなを破ったキム・グムヨンってどんな人?北朝鮮の卓球育成がすごい!

2024年パリオリンピックで、期待の卓球混合ダブルスの「はりひな」ペアこと張本智和と早田ひなが初戦敗退して衝撃が走っています。

世間はまさか、はりひなペアが負けるなんて思っていなかったと思いますが、相手は北朝鮮のリ・ジョンシクとキム・グムヨンのペア。

この2人の選手についてはデータが少なく、張本&早田ペアは完敗。

実は北朝鮮は卓球育成について力をいれているのだとか。

今回は、その1人キム・グムヨン(キム・クムヨン)選手がどんな選手なのか調べてみました。

目次

はりひなを破ったキム・クムヨンってどんな人?

名前:キム・グムヨン(キム・クムヨン/김금용)
生年月日:2001年8月17日 (22歳 2024年時点)
出身地:北朝鮮

キム・グムヨン選手は、北朝鮮の卓球女子の選手です。

2022年のITTFランキング(世界ランキング)では509位で、粒高ラバーの使い手なのだといいます。

粒高ラバーとは
1960年代に中国で開発されたラバーで、粒の高い一枚ラバー、もしくは粒の高い表ソフトラバーのことを言う。回転を逆にしたり無回転にしたりなど変化の大きい変則的なボールを出せ、変化の大きさで返球できるため、その変化で相手のミスを誘って得点につなげやすいラケット。

キム・グムヨン選手は、2023年9月、中国の杭州で開催された第19回アジア競技大会に出場しました。
その大会で、北朝鮮が国際舞台に復帰したのは3年ぶりのことでした。

その杭州での大会では、混合ダブルスで韓国チームと対戦し敗退。
試合前には握手をする様子も見せています。

北朝鮮の選手は国際舞台での経験が少ないため、選手についてのデータもほとんどなく、はりひなペアも苦戦。
早田選手も、「情報量が少ない分、自分自身が迷ってしまった」とも語っています。

北朝鮮の卓球育成がすごい!

キム・グムヨン選手について、情報が少ないこともありますが、ダークホースとも呼ばれた北朝鮮ペアがこんなに強かった理由はなんだったのでしょうか?

国家主導の育成

北朝鮮では、スポーツ全般において国家主導の育成プログラムを行なっています。

国家が主導となって、若い選手の発掘と育成が組織的に行われ、学校や地域のスポーツクラブで卓球が推奨され、才能のある選手が早く見出されています。

北朝鮮の卓球はスポーツ外交の一環としても利用されており、国際大会での成績向上を目指しているのだとか。

卓球専用の訓練施設

平壌には卓球専用の訓練施設があり、選手たちは最新の高度なトレーニングを受ける環境が整えられています。

また、科学技術の導入も行われていて、ピョンヤンの科学技術複合施設で卓球練習機器が展示されるなど、スポーツ科学の発展にも力を入れていると、2018年のVoice of Americaの記事で紹介されていました。

経験豊富なコーチングスタッフ

また、北朝鮮には経験豊富なコーチが多く、コーチ陣は選手の技術指導と戦術指導を行っているのだとか。

コーチ陣は、国際的な卓球の動向を常に把握し、最新のトレーニング方法を導入することで選手の競技力向上に努めているのだそうです。

まとめ:はりひなを破ったキム・クムヨンってどんな人?北朝鮮の卓球育成がすごい!

張本&早田ペアは完敗してしまいましたが、キム・クムヨン(キム・グムヨン)選手の凄さの秘密がわかった気がしますね。

情報の少ない中で試合に臨んだ、「はりひなペア」に賞賛を送りたいと思います。

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