イマネ・ケリフwiki経歴プロフ!女子ボクシングで金メダル

2024年夏季オリンピック(パリ五輪)の女子ボクシングで、アルジェリアのイマネ・ケリフ(イマネ・ヘリフ/イマン・ヘリフ)選手が話題となっています。

女子ボクシング66キログラム級に出場し、順当に勝ち進んで、銀メダル以上は確定金メダルを獲得!!!

Y染色体を持つとして、女性なのかトランスジェンダーなのか?など、性別問題で、いろいろな意見が飛び交っています。トランスジェンダーではありません。

そんな、イマネ・ケリフ選手とはどのような選手なのかwiki経歴プロフィールをまとめました。

また、対戦相手のイタリアのアンジェラ・カリニ選手などの対戦相手についても調べました。

目次

女子ボクシング?イマネ・ケリフのwiki経歴プロフ

名前:Imane Khelif(イマネ・ケリフ/イマネ・ヘリフ/イマン・ヘリフ/إيمان خليف)
生年月日:1999年5月2日(25歳 2024年時点
出身地:アルジェリア ティアレット

幼少期はサッカーをプレー

ケリフ選手は、アルジェリアの田舎ティアレットで、溶接工の父と専業主婦の母の間に長女として生まれました。
アラビア語で「إيمان (Imane)」という名前は、「信仰や信念」を意味し、女の子につけられる名前です。

イマネ・ケリフ選手は、女の子として生まれ、女の子として育ちました。

右がイマネ・ケリフ選手

元々は16歳くらいまではサッカーをしていました。ボクシングに転向したのは、のちのちのことだったのだそう。

しかし、ケリフ選手が育った村では、女の子がサッカーをプレーすることはあまりよく思われていなかったそうです。

そんな中で16歳の時にサッカーで優秀な成績をおさめることができたことは、誇りに思っているとケリフ選手は語っています。

そんなケリフ選手が気に入らなかったのでしょうか。村の男の子たちは、彼女に喧嘩を売ってきたのだといいます。そのパンチをかわしたことが、ボクシングを始めたきっかけなのだとか。

16歳でボクシングへ転向

右前がケリフ選手

そのようなきっかけから、16歳でボクシングを始めたものの、それはサッカーをプレーすることよりも大変なことでした。

それは、イマネ・ケリフ選手のお父さんは、女の子がボクシングをすることを認めなかったのです。

ボクシングのトレーニングには、毎週10キロ離れた隣町までバスで通わなければいけませんでした。

ケリフ選手のお父さん(左)  2022年

ケリフ選手のお父さんは、サハラ砂漠で溶接工として働いていましたが、ボクシング選手をすることに反対だったため交通費は出してくれません

そんな中、ケリフ選手はリサイクル用の金属くず売り、お母さんがクスクスを作って売り、バス代を稼いでいました。

イメージ写真:クスクス(デュラム小麦の粗挽粉から作る粒、またその食材を利用して作る料理)
筆者の心の声

お父さんは反対してたけど、お母さんの協力してくれたのですね!

それから3年後の19歳の時、インドのニューデリーで開催された2018年世界選手権で17位となり、アルジェリア代表として出場した2019年世界選手権で33位となりました。

さらに2021年に開催された、東京オリンピックにアルジェリア代表そして出場。準々決勝まで進みました。

東京オリンピックで準々決勝で敗れた相手は、アイルランドのケリー・ハリントン選手。
今回パリ五輪に出場していますが、ケリフ選手とは階級が違うようです。

「両親も応援に来てくれるし、今は一番のファンでいてくれる。何もないところから始めたのに、今はすべてを手に入れた」と、2024年のユニセフアンバサダーとなった時のインタビューで語っています。

筆者の心の声

2022年故郷のティアレットに凱旋したケリフ選手。街の人に大歓迎されていますね!

出場権剥奪・・・そしてパリオリンピック出場までの経緯

このようにイマネ・ケリフ選手は、女の子として育ち、女子選手としてプレーしています。

イマネ・ケリフ選手の主な戦績
2018年:世界選手権 17位
2019年:世界選手権 33位
2020:東京オリンピック出場 準々決勝敗退
2022年:世界選手権 イスタンブール ライトウェルター級 銀メダル
    アフリカ選手権 マプト ライトウェルター級 金メダル
    地中海競技大会 オラン ライトウェルター級 金メダル

しかし2023年、国際ボクシング協会(IBA)主催の世界選手権において、DNA検査結果でXY染色体を持つとして、競技の公平性と完全性を維持するために出場権を剥奪されました。

この件についてケリフ選手は、「自分が他の女性より不当に有利になると言われたが、アルジェリアが金メダルを獲得できないように、アルジェリアに対して企てられた陰謀。自分は“大きな陰謀”の犠牲者だ」と主張しました。

それから一転して、2024年7月、オリンピック委員会(IOCは)イマネ・ケリフ選手のパリオリンピック出場を認めました。

なぜなら、ケリフ選手を失格とした国際ボクシング協会(IBA)は、オリンピックボクシング運営を禁止されており、オリンピック運営はIOCが行っているからです。

IOCは声明で、2024年パリ五輪ボクシング大会に出場するすべての選手は出場資格および参加規定、適用可能なすべての『医療規定』を順守していると述べていますが、つまり・・・

簡単に言うと、IOCは、IOCの寛容なルール(ゆるいルール?)のもと、かつて失格だったボクサーの出場を許可した、ということです。

喋っているケリフ選手はこちら

パリ五輪でイマネ・ケリフと初戦に対戦したのは誰?

さて、パリ五輪の2回戦で、イマネ・ケリフ選手と対戦したのは、イタリアのアンジェラ・カリニ選手です。

Angela Carini (アンジェラ・カリニ)
1998年10月6日(25歳2024年7月時点
イタリア ナポリ出身
職業:警察官

主な戦績
世界選手権2019 ライトウェルター級 銀メダル
欧州選手権2019 ウェルター級 銀メダル

イマネ・ケリフ選手は、パリ五輪で順当に勝ちすすんでいて、金メダルを獲得。

  • アンジェラ・カリニ(イタリア) 終了 棄権
  • アンナルツァ・ハモリ(ハンガリー) 終了 判定勝ち
  • チャンチェーム・スワンナーペン(タイ) 終了 判定勝ち
  • 楊柳(中国) 終了 判定勝ち

楊柳選手はイマネ・ケリフ選手との決勝で対戦。
楊柳選手のプロフィールついてはこちらで詳しく解説しています↓

チャンチェーム・スワンナーペン選手はイマネ・ケリフ選手との準決勝で対戦。
スワンナーペン選手のプロフィールついてはこちらで詳しく解説しています↓

アンジェラ・カリーニ選手はイマネ・ケリフ選手との対戦の結果、棄権
カリニ選手のプロフィールついてはこちらで詳しく解説しています↓

アンナルツァ・ハモリ選手はイマネ・ケリフ選手との対戦し判定負け。
ハモリ選手のプロフィールついてはこちらで詳しく解説しています↓

このように、数々の選手を次々と倒して勝ち進み、アルジェリアからボクシング女子初の金メダルを獲得しました。

まとめ:イマネ・ケリフwiki経歴プロフ!女子ボクシングで金メダル

世間ではいろいろな意見が飛び交っていますが、選手に対し誹謗中傷はするべきではありません。

視聴者のみなさんは、節度を持ってオリンピック観戦したいものですね!

イマネ・ケリフ選手は、一連の批判に対してコメント。
アスリートへの誹謗中傷はやめるように呼びかけています。

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