2024年パリオリンピックで、期待の卓球混合ダブルスの「はりひな」ペアこと張本智和と早田ひなが初戦敗退して衝撃が走っています。
相手は北朝鮮のリ・ジョンシクとキム・グムヨンのペア。この2人の選手についてはデータが少なく、張本＆早田ペアは完敗。
実は北朝鮮は卓球育成について国家主導で力をいれていることと、実力が未知数のために、今回のパリ五輪でも「ダークホース」とも呼ばれていました。
今回は、北朝鮮のすごすぎる卓球を見せてくれた、リ・ジョンシク選手について調査しました。
【はりひな完敗】リ・ジョンシクとはどんな選手？
名前：リ・ジョンシク（Ri Jong Sik／리종식／李正植）
生年月日：2000年2月14日（24歳 2024年時点）
出身地：北朝鮮
リ・ジョンシク選手は、北朝鮮の卓球選手で、女子のキム・クムヨン選手とダブルスのペアを組んでいます。
北朝鮮とリ・ジョンシクのすごすぎる卓球
リ・ジョンシク選手については、情報が少なく3年ぶりの国際試合だったこともあり、はりひなペアは苦戦して完敗してしまいましたが、実は北朝鮮は国家主導で卓球育成に取り組んでいました。
北朝鮮のすごすぎる卓球育成
北朝鮮では、スポーツ全般において国家主導の育成プログラムを行なっています。
若い選手の発掘と育成が組織的に行われ、学校や地域のスポーツクラブで卓球を推奨し、才能のある選手が早く見出されています。
また、平壌には卓球専用の訓練施設があり、選手たちは最新の高度なトレーニングを受ける環境が整えられています。
さらに、コーチ陣は国際的な卓球の動向を常に把握し、最新のトレーニング方法を導入することで選手の競技力向上に努めているのだそうです。
リ・ジョンシクのすごすぎるプレー
国際試合に3年程遠ざかっていた北朝鮮の卓球チーム。
しかし今回のパリオリンピックでは、予想以上の強さに、張本選手と早田選手とともに、リ・ジョンシク選手とペアを組んだキム・クムヨン選手について絶賛しています。
今日は特に相手のリ・ジョンシク選手のプレーが良過ぎた。もうあのプレーはミックス（ダブルス）だけで言えばトップ10に入るぐらいの本当に想像を絶するようなプレーだった。 本当に悔しいが、あのプレーをされたらちょっと仕方がないかなって思う部分がある。五輪予選ではこんなにいいプレーしてなかったと思うし、今日は素晴らしかった。
張本選手の談話（スポナビより抜粋）
リ・ジョンシク選手のボールの威力が想像以上にすごかった。自分が攻めてもそれを倍に返されたり、張本選手のボールを男子選手にも女子選手にもカウンターされてしまったりなど北朝鮮の選手の精度がすごいなと感じた。
早田選手の談話（スポナビより抜粋）
リ・ジョンシク選手は、2015年から国際大会に登場しており結果を残しています。
2019年のアジア選手権では男子ダブルスでベスト8に入っている実力選手。
リ・ジョンシク選手は、右シェーク裏裏のドライブ型。
力強い両ハンドは威力が高く、フォアハンドとバックハンドから威力高いドライブを放つのだとか。
リ・ジョンシクの主な戦績
2018年：平壌オープンU21男子シングルス 準優勝
2019年：平壌オープン男子シングルス ベスト8、男子ダブルス ベスト4
アジア選手権男子ダブルス ベスト8
まとめ：【はりひな完敗】リ・ジョンシクとは何者？北朝鮮のすごすぎる卓球
パリ五輪の卓球混合ダブルスでは、情報の少ないリ・ジョンシク選手について、対策の余地なく完敗してしまったはりひなペア。
それだけ北朝鮮チームが強いということが確認できた試合でしたね。
これからも要注意選手であることには間違いありません。
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