斎藤元彦は終わった？パワハラなどヤバイ疑惑11選！おねだり品目や証言

元西播磨県民局長の渡瀬康英氏から、パワハラ疑惑を告発された兵庫県知事・斎藤元彦氏。

辞任を否定しており今後の動向にも注目が集まる中、7月19日に疑惑を調査する百条委員会が開催されました。

今、斎藤知事の「おねだり」や、「パワハラ」などさまざまな疑惑が浮き彫りとなっています。

今回はどんな「おねだり」があったか、どんな「パワハラ」があったのか、県民局長の告発だけでなく県職員からの証言なども含めて報道されているものを紹介したいと思います

パワハラなどヤバイ疑惑11選！おねだり3品目やアンケートの証言

現在、百条委員会が開かれ、疑惑が調査されています。
また、告発した元県民局長の渡瀬氏の陳述書以外でも、県職員からの証言なども報道されています。

斎藤知事が認めていないものが多く真偽は現段階では不明ですが、どんな疑惑があったのか、報道されている中からまとめました。

疑惑1　阪神・オリックスパレードの不正協賛金集め

2023年に阪神とオリックスが共にリーグ優勝し、優勝パレードが開催されましたが、その資金は大阪府、兵庫県共に公費を投じないとして、クラウドファンディングと企業協賛で資金が集められました。

5億円を目標に集められたものの、クラウドファンディングでは1億円程度しか集まらず残りは協賛金で実現にこじつけられました。

その残りの協賛金をどのように集めたのか・・・

元県民局長の陳述書には、「信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った」とあります。

つまり、公費を投じないとしているのに、県が信用金庫へ補助金を増額し、その補助金を信用金庫が協賛金として県に戻し、さらに、某バス会社などからも便宜供与の見返りとして寄附集めをしたとのこと。

斎藤知事から「大阪に負けるな」という趣旨の話もあったとされ、パレードを担当の課長は、一連の不正行為などでうつ病を発症し、病気療養中だとしています。

さらに、その課長はすでに4月20日に自宅で自ら命を絶っており、兵庫県知事はそれを隠匿しているとの報道もありました。

追記
斎藤知事は2024年7月23日、パレードを担当していた課長の男性が今年4月に死亡していたことを職員向けに発表しました。
発表におよそ3か月もの時間を要した理由として、「ご家族の意向」と説明しています。

疑惑2　政治資金パーティ関係で圧力

政治家にとって、重要な収入源になっている政治資金パーティー。

斎藤知事は、政治資金パーティ実施に際して、県の商工会議所、商工会に対して県からの補助金カットをほのめかし圧力をかけ、パーティー券を大量購入させたという疑惑。

片山副知事らが圧力をかけたと元県民局長の陳述書には記されていたようですが、辞職した片山氏は「事実ではない」と否定しています。

疑惑3　 五百旗頭真さんへの仕打ち

政治学者の五百旗頭真（いおきべ・まこと）さんが、2024年3月6日に急性大動脈解離のため逝去しました。

五百旗頭氏は、ひょうご震災記念21世紀研究機構の理事長をしていましたが、同氏が全幅の信頼を置いていた副理事長ら2人を斎藤知事が突然、一方的に解任。

五百旗頭氏はこの一方的な解任に、ショックを受け一睡もできず、翌日に死亡。
急性大動脈解離は激昂などの情動的ストレスがトリガーになることもあると言われています。

知事やその命を受けた片山副知事が何の配慮もなく行った五百旗頭先生への仕打ちが、本当に同氏を死に追いやったとすれば、一体何人の死者が出たことになるのでしょうか？

県という組織の中で、パワハラや嫌がらせよるストレスで、身体を病み、結果的に人命が失われる構図ができてしまっていると指摘する人もいます。

疑惑4　知事選挙前の違法な事前運動

渡瀬氏の陳述書には、「選挙期間以前から斎藤予定候補者ついて知人等に対する投票依頼などの事前運動を行った」とあります。

斎藤知事は2021年7月に知事に当選。

しかし、県職員ら数人が、選挙期間より前に「こっちを応援しないとえらいことになるぞ」「お前ら言うことを聞けよ」などと恫喝とも取れる選挙運動をしていたと、メディアでも語られています。

疑惑5　選挙投票依頼行脚　

渡瀬氏の陳述書には、2023年の下半期から次期選挙にむけて、自身への投票依頼を始めているとあります。

具体的には商工会議所・商工会へ働きかけている様子とあり、公職選挙法違反、地方公務員法違反が指摘されています。

疑惑6　知事のおねだり３品

上郡町のワイン

西播磨地域づくり懇話会の席上で、上郡町の特産品ワインが話題になったときに、知事は催促の発言をしています。

ワイン、私まだ飲んでないんですよね。ぜひまた。この間いちごは、ジャムは…塩はあれですけど。折をみてお願いします

これを受けて上郡町は「知事の発言が、『渡したほうがいい』という動機付けになった」と述べています。

知事は、対外的発信を応援のためとワインを受け取ったことを認め、ワインは自宅で飲んだがSNSなどでPRする活動は行っておらず、機会があればおいしいワインがあると言いたいと思う、と述べています。

高級コーヒーメーカー

渡瀬氏の陳述書で斎藤知事に贈られたと指摘されていた高級コーヒーメーカーは、実際は県幹部が受け取っていました。

県の内規では「業務に関連する贈答品は、受け取らないこと」となっていますが、県幹部は、知事が使ってくれれば地元企業のPRになる考えてしまったと、のちに謝罪。

コーヒーメーカーは倉庫で開封せずに保管してあり、渡瀬氏の告発後に思い出し、受け取りから半年後の2024年3月下旬に製造元に返還されました。

木製のいすとサイドテーブル

2022年9月、丹波市内の事業所を視察した際、非売品の椅子とテーブルを見て、「これいいですね。ぜひ知事室で使いたい」とおねだりしました。

同事業所は、ウェブサイトで「ぜひ知事室で使いたいと自社製のイスとサイドテーブルをお持ち帰りに」と記載。

PR目的であれば問題ではないが、実際には知事室では使っておらず、サイドテーブルは応接室、椅子は倉庫にあり、知事はどこにあるか認識していませんでした。それでどうやってPRするのかが論点となりました。

これを知り、丹波市の事業所は、使う使わないよりも認識していなかったことの方がショックだったと語っています。

疑惑7　知事のパワハラ　

渡瀬氏の陳述書には、斎藤知事は気に入らないことがあるとすぐに職員を怒鳴りつけるとしています。

具体的には

• 会場建物入り口より20メートル手前で公用車を降ろされて歩かされただけで職員らを怒鳴り散らす
• 聞いてないと担当者を呼びつけて必要に責め立てる、レク^※で気に入らないことがあると机を叩いて激怒
• チャットによる日時・時間無視の幹部職員への指示の乱発

といったことが記載されていました。

※レクとは、知事レクチャーの略。知事や、副知事、部長（場合によっては議員も対象）に事業内容の説明・報告をすること

これら対して、知事は、「業務上必要な範囲内での指導」でハラスメントに該当する認識はないとしています。

疑惑8　相葉マナブをからかう

県内の魅力をPRする動画内にて、斎藤知事はタレントの相葉雅紀さんの番組をからかう発言をしていました。

問題となったのは、知事が兵庫県西部地域を訪れ、地元の食材を使い「そうめん炒め」を作るシーン。

撮影時間が長時間に及んだためか、知事は「相葉くんの番組やったらこれでストップかかって、あとはスタッフがやってくれるでしょ」などと発言しました。

この発言に対して、相葉くんに対して失礼という声が多発しています。

兵庫県知事ってこの人か。
いつも一生懸命頑張ってる相葉くんの番組バカにした人だ。
こういう人、知事とか関係なくシンプルに嫌い。 https://t.co/Viwg74AYJP

— ぶっくん (@bukkun6) March 29, 2024

相葉くんいろんなこと出来るの知らんのやろか。相葉くんとファンの人に失礼！
自分の推しが言われたらと思うと……兵庫県知事恥ずかしい。
ファンの方すみません。

#兵庫県知事
#さいとう元彦 https://t.co/EHquiakajk

— ゆかりん♪ (@yukarin_voice77) October 26, 2022

疑惑9　授乳室を知事控え室に

また、県職員アンケートにより発覚した知事によるパワハラも報道されています。

イベント時に、知事の個室を用意しないと罵倒されるため、施設の授乳室を利用して、県民が困っていたとの報告もあったようです。

疑惑10　自分の顔写真がないポスターで激怒

こちらも県職員アンケートからの証言で、物価高騰対策として打ち出したプレミアム付きデジタル商品券「はばタンPay＋」のポスターに、知事は自分の写真が入っていないことで激怒したといいます。

ポスター・うちわに知事の顔写真がないってことが気に入らず、その時説明していた職員は「お前では話にならないから帰れ、上司を呼べ」と言われ作り直させたとの報道があります。

疑惑11　テレビ映りを気にして復旧工事を止めさせる

さらに、県職員のアンケートの証言によると2023年5月、川の氾濫による堤防の決壊で復旧工事が行われ、知事がその視察に赴いた際、ヘルメット着用を嫌がったのだと言います。

理由は、知事はテレビ映りを気にして、ヘルメット着用を拒否し、復旧工事をストップさせて現場に入りました。

まとめ：斎藤元彦は終わった？パワハラなどヤバイ疑惑11選！おねだり品目や証言

叩けば埃が出てくる兵庫県の斉藤元彦知事。

まだまだ出てきそうですね。

元西播磨県民局長が死をもってでも兵庫県を良くしたいという気持ちを汲んで、知事の不正行為の疑惑やパワハラ疑惑などは、徹底的に追求して真偽を明らかにして欲しいものです。

今後も注目していきたいと思います。